〜ともに育てよう、世界の未来へ〜

平和を希求していたはずの世界が、昨今、さまざまな地域で激しい戦闘が繰り広げられ、また社会・経済的にも争いや分断が生じています。世界がかつてないスピードで変化する今、国境を越えた人材の交流はますます重要性を増しています。気候変動、感染症、紛争、経済格差といった地球規模の課題に立ち向かうためには、人類が調和ある発展を歩んでいけるよう、多様な価値観を理解し、協働できる「未来人財」の育成が不可欠です。

留学生奨学団体連絡協議会(JISSA)は、1995年に設立されて以来、留学生支援に取り組む民間団体のネットワークとして、情報交換や連携を通じて、より良い支援のあり方を模索してきました。時代が変わり、留学生を取り巻く環境が変わっても、国籍を問わず、留学生たちの未来に向けての挑戦を支える存在であり続けたい、という私たちの想いは変わりません。

現在、JISSAでは、様々なバックグランドをもつ奨学団体が加入しており、奨学制度の在り方や支援の質の向上に向けた議論を重ねるとともに、各団体の知見を共有し合う場を設けています。社会や時代の変化とともに、日本人留学生、外国人留学生のあり方が変化し、取り巻く環境も常に移り変わっています。さらに、公益法人や公益信託の制度も見直される中で、JISSA加入団体が抱える課題や悩みも尽きません。そこでJISSAでは、奨学制度のみならず、団体の組織運営や資金運用なども情報共有、そして議論の対象とし、会員団体の役に立てるよう努めています。

このホームページをお読みいただいた奨学団体の皆さまには、ぜひJISSAへの加入をご検討ください。
多様な背景を持つ留学生一人ひとりが、自らの可能性を信じ、未来を切り拓いていけるよう、今後も有意義な情報交換と連携を通じて支援を続け、留学生の未来、そして世界の未来に貢献してまいりましょう。

2025年度 代表幹事 花原克年